学習指導

分かる喜び・学ぶ楽しさ。そして生徒の課題解決に向けた授業展開を目指しています。授業の様子を紹介します!

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授業の様子

おにぎりアクションに参加しました

10月4日(金)フードデザインの授業で、おにぎりアクションに参加しました。こちらは世界食糧デーに合わせてTABLE FOR TWOが協賛企業・自治体の協力のもとに行っている取り組みで、おにぎりの写真を投稿するとアフリカ・アジアの子どもたちに温かい給食を届けられるというものです。

生徒たちは、企業の社会貢献や近江商人による「三方よし」の考え方を学び、私たちもできることをしようと、自作のおにぎりを持ち寄りました。

生徒たちからは、「おにぎりを作っている時、これでアフリカの子どもたちにもご飯が届けられると思うと、なんだか一緒に食べるおにぎりを作っているような気持になりました!」「日本に昔からある三方よしの考え方って素敵だなと思いました」「今日の授業で、温かい気持ちになれました」「おにぎりマップを見て、世界中の人と協力して貧しい国の子どもたちの力になれたことが嬉しい」との声を聴くことができました。

渋みの比色試験による数値化

 9月26日(木)科学と人間生活の時間に渋みの比色試験による数値化の実験を行いました。

中村先生から渋みについての説明を受け、今回は官能試験として自分がどう感じたかを指標に結果を

系統付けることと、事前に調べた比色表というものを使い、色として結果を系統づける二つの方法で

実験を行いました。

1、官能試験 

  ①緑茶 ②濃い緑茶 ③ウーロン茶 ④紅茶 ⑤コーヒーをまずは個人で次に班で話し合って渋い

  順に並べる。

     

     

 2,比色試験

  ①最初にマイクロピペットの使用法を中村先生より教わり、マイクロピペットを使い、それぞれのお茶を試験管

 に1mlづつ取る。その後駒込ピペットで4mlの水を入れる➡5倍希釈

  ②試験管に比色用の溶液をマイクロピペットで1ml入れる。試験管をよく振り、比色表の色と比較して数値を測定

     

      

     

       

   *官能試験の結果と比色試験の結果を比べ、自分の感覚と他人の感覚の違いや薬品を使用して導き出した

   結果との違いを皆で検証しました。

 

  

果物を使用したDNA抽出実験

 文化祭も終わり最初の1年生の生物基礎の授業で、果物を使用したDNA抽出実験を行いました。

事前に酒井先生よりクラスルームに提示された実験書を確認しながら、実験を進めていきました。

                     

キウィフルーツ、冷凍イチゴ、冷凍ブルーベリー、冷凍マンゴーの中から一種類を選びジップロックに飽和食塩水

と共に入れて十分潰します。 

       

         潰した中身をガーゼでろ過し液体と固体に分離します。

         ろ過した液体の中に中性洗剤を加えます。

       泡立たない様に静かにガラス棒で撹拌します。

             

      酒井先生より説明を受け冷やしたエタノールを静かに加えていきます。

     

   それぞれ材料は違ってもエタノールとの境界に白い物質が浮かび上がってきました。

       

  白い物質だけを取り出して、DNAであることを確認するために酢酸オルセインで染色して確認しました。

 クラスルームに実験結果を提出して実験を終了しました。

無菌操作の基礎・乳酸菌培養の実例と味覚阻害

 6月26日・27日、7月2日にかけて3年B選択『科学と人間生活』の授業で無菌操作の基礎と

乳酸菌培養の実例と味覚阻害の実験を行いました。

    

洗剤で手を洗いアルコール消毒      ワークスペースの滅菌(実験台にアルコール噴霧) 

     

 アルコールランプによる無菌の維持(炎による上昇気流を活用)

 培地への播種(ループに乳酸菌飲料を付け、培地に播種、培地を90°づつ回転させ伸ばしていく)

 39℃で72時間程度培養する。

 

 続いて乳酸菌の実用的利用としてヨーグルトを作成

  中村先生による無菌操作の見本

       

   ワークスペースの無菌化・ガスバーナーによる維持

            

         牛乳パックを開け、紙コップ1杯程度牛乳を出す。

         牛乳パックに砂糖と飲むRー1ヨーグルトを入れてふたをする。

         39℃で20時間程度培養する。

 

6月27日実際に作ったヨーグルトを実食

      

     

  牛乳がヨーグルトに変化していることを確認(実験成功!)、さらにヨーグルトと共にレモン梅干し、グレープフ    ルーツジュースなど酸味がある食品を食べて味の確認をする。

   その後ミラクルフルーツの実を口に中でしばらくかんで食べる

          

  それからまたヨーグルトや酸味のある食品を食べてミラクルフルーツを食べる前と後の味の違いを

 確認する。     全体的に甘くなる!

 * ミラクルフルーツは酸味を甘味に感覚阻害!

 

7月2日培養した乳酸菌が無菌操作が成功して増えているか確認

      

 培地にカビが繁殖せず乳酸菌が増えている。       顕微鏡で乳酸菌の確認!

  (ヤクルトにはきちんと乳酸菌が入っていました!)

  

 

 

 

  

バイオリアクターによる日本酒の醸造

 6月21日(金)~24(月)中村先生の指導の下バイオリアクターによる日本酒の醸造の実験を行いました。

 電子天秤でそれぞれの薬品を測ります。

マグネチックスターラーで塩化カルシウムを溶かします。

その中にイースト入りのアルギン酸ナトリウムを駒込ピペットで一滴づつ落としバイオリアクターを作成します。

   

               蒸留装置を各々が組み立てます。

 2日間醸造した米ジュースの匂いを確認します。

  醸造した米ジュースを布で濾します。

   メタノールを3滴入れて酒税法を回避!

  85℃前後をキープしながらエタノールを抽出します。

  抽出したエタノールを蒸発皿に移し点火してみます。

   醸造が成功して70%以上のエタノールが抽出されたため青白い炎を上げて燃焼します。 

 

豚の心臓の解剖実験

 6月12日(水)豚の眼球の解剖実験に続いて3年理系生物選択の時間に豚の心臓の解剖を行いました。

     

    今回は実際に使われている医療用の縫合用針を使用したので、中村先生に糸のつけ方や縫い方の方法を

   指導してもらいながら血抜きをされた心臓を元のかたちに復元していきました。

   最初に表面にある冠動脈を探し縫う位置を確認します。

     

                    元のかたちに復元していきます。 

               

        大動脈や肺動脈のかたちや壁の厚さを実際に手で触って確認します。

        大動脈や肺動脈に指を入れどこに繋がっているかを確認します。

       

 心尖から1.5cm程の輪切りにしていきます。 右心室と左心室の壁の厚みの違いを確認します。

 それぞれの弁を確認します。

 授業で学習した心臓の構造を実際に確認することが出来ました。           

 

【保健委員会】熱中症予防に向けて

 

6月14日、17日、18日の三日間、保健委員の3年生の生徒がお昼休みに熱中症予防の呼びかけを行いました。熱中症にならないための日々の過ごし方や、効果的な水分補給の仕方、クラスや部活の仲間に熱中症が疑われる症状が現れた場合の応急処置などについて、用意した原稿を読みました。

教室では楽しくお昼を食べながらも、保健委員の声に熱心に耳を傾ける生徒たちの姿が見られました。

今年も暑くなりそうですが、元気に安全に過ごしたいものです。

 

酵素の性質の確認実験

 中間明けの6月5日から10日の間に1年「生物基礎」の授業で酵素の性質の確認実験を行いました。

   事前にクラスルームに配信されていた実験書を見ながら酒井先生の説明を聞きます。

        

  酸化マンガン(Ⅳ)、石英砂、大根のしぼり汁、レバー、加熱レバーなど必要な道具を用意します。

    最初に5本の試験管に過酸化水素水を入れていきます。

    

    

 過酸化水素水にそれぞれの物質を入れて反応を見ます。

 

             

          それぞれの試験管に線香を入れて様子を観察します。

  線香の着火の様子で何の気体がどのくらい発生しているか、確認していきます。

   最後にタブレットに実験結果を書き入れて実験は終了です。

  

豚の眼の解剖実験

 6月4日(木)3年2組生物選択の授業で豚の眼の解剖実験を行いました。

          

  中村先生より一人一つの眼球を配布され、まずは左右どちらの眼球なのかを瞼と視神経の位置から

 確認します。

     

               次に眼球の周りの肉を取り除いていきます。

     

眼の構造の復習をしてから、眼球を視神経側と前側に分離させます。   内部の構造を確認します。

        

     レンズを取り出し新聞の文字の上に置いて文字が拡大されるのを確認します。

        

     最後に解剖時の肉片の処理の仕方を学習して終了となりました。

 

高大連携授業「子どもと人間関係」

2月6日(火)から1年生の家庭基礎の授業で、高大連携授業の一環で、お隣の埼玉純真短期大学にクラスごとにお邪魔しています。今日は1年3組でした。授業の内容は「子どもと人間関係」、テーマは愛着と子どもの発達と思いやりです。

事例を交えた布施先生のお話に、生徒たちも真剣に耳を傾けます。

「子どもが正常な発達をしていくためには、養育者との絆が必要です!」

  

「こんなふうにスマホをいじりながら赤ちゃんを抱っこしているのでは、親子の絆は生まれませんね。じゃあ、おむつ替えの時、みんなだったらどう声をかけますか?」

生徒たちは、先生の質問に一生懸命考えます。必要最低限のお世話では命が保てても、愛着関係が築けないと、子どもはうまく育ちません。

子どもの気持ちを想像して言葉をかけることの大切さ、周りの人を思いやる言葉の大切さを改めて学びました。

 

スクールバスにも乗せて頂き、優しい笑顔でお見送りまでしていただきました。

「思いやり」について考え、たくさんの「思いやり」に触れることのできた高大連携授業でした。

この高大連携授業は、1年2組は2月5日(火)実施済み、4組は9日(金)、1組は20日(火)の予定です。