授業の様子
大豆からの豆腐作成
11月27日、3年の科学と人間生活の授業で大豆からの豆腐作成の実験を行いました。
一晩水に浸けた大豆をミキサーですり潰しました。
中村先生の指示のもと、ビーカーに大豆のミキサー液(呉)を入れ加熱しました。
よくかき混ぜながら(焦がさない様に!)沸騰するくらいまで加熱しました。
その後ビーカーの中身を晒の袋に入れよく絞りました。(熱いので注意!)
液体が豆乳、残った搾りかすがおからです。
それぞれが豆乳を試飲して感想を書きました。
中村先生よりにがり(塩化マグネシウム溶液)についての説明を受け、豆乳をビーカーに
移した後、にがりを10ml程加えかき混ぜました。
固まりが悪いようなら再度加熱しました。
ビーカーの中身を型の中に晒布を引いて流し込みました。
ボールの中に型を重ねて入れ、一晩冷蔵庫の中で水分が抜けるのを待ちました。
11月28日冷蔵庫から取り出し豆腐を使った味噌汁を作りました。
アミノ酸発酵とうまみについての説明をうけ、実際に昆布だしとかつおだしのそれぞれを試飲し
各だし汁の味を言語化してプリントに記入しました。
各自が作成した豆腐をそのまま食べ味を確認しました。
それぞれの班が、出汁の配合を考え豆腐と持ち寄ったワカメとなめこの味噌汁をおいしくいただきました。
凝固点効下の測定
11月29日(金)2年2組物理基礎の時間に凝固点効下の実験を行いました。
最初に中村先生より実験の操作方法の説明を聞きました。
大きい方のジップロックに氷を入れ温度を測定しました。
三種類のジュースから一種類を選んで500ml程を小さい方のジップロックに投入しました。
塩を200g程氷に投入しました。
ジュースがこぼれない様に氷と塩を混ぜていきました。
途中で氷を追加していきました。
5分ごとに5回温度を計測して表に記入しました。
すべての班がー10°C以下になったので、ジュースは全て凍っておいしく食べることが出来ました。
最後に凝固点効下の仕組みを復習して実験を終了しました。
血液の性質と血液凝固について
10月の第五週1年生物基礎の時間に「血液の性質と血液凝固」についての実験を行いました。
目的は豚の血液を利用して、血液の性質や血液凝固のメカニズムについて学習した内容を確認することです。
材料はクエン酸ナトリウムで処理した豚の血液を使用しました。
酒井先生より実験についての説明を聞き用意された血液に1本は蒸留水、3本に塩化カルシウム3mlを加え
蒸留水入りと塩化カルシウム入り1本を5分間手で温めます。
1本はそのまま氷水の中で冷却します。
最後の1本は温めながらガラス棒で5分間撹拌します。
5分後蒸留水入りと塩化カルシウム入りの試験管の中身を確認します。
蒸留水入りは凝固しないが、塩化カルシウム入りは凝固しました。
冷却した試験管は凝固しませんでした。
5分間撹拌していた試験管の中身は凝固しませんでしたが、ガラス棒に物質が付着しました。
以上の実験から、血液の凝固にはカルシウムイオンと適正な温度が必要なことがわかりました。
最後に酒井先生による教卓実験で動脈血と静脈血の色の違いを確認しました。一方の試験管には酸素を
もう一方には二酸化炭素を吹き込むことにより酸素を入れた方は鮮やかな赤色になり二酸化炭素を入れた
試験管は黒ずんだ赤色になりました。
飲料中のV.C(ビタミンC)の含有量測定
10月15日(火)3年理系生物の時間に飲料中のビタミンC(アスコルビン酸)の含有量の測定の実験を
行いました。
中村先生の説明を聞いて、羽生第一高校の自販機で販売している飲料に含まれるビタミンCを測定しました。
今回はジュースをビュレットに入れます。
濃度の分かっているヨウ素溶液をホールピペットで10ml正確にはかり取り滴定を開始します。
溶液が茶褐色から透明になった瞬間が中和点です。
3回測定して平均を計算し、計算式に代入してビタミンCの含有量を導き出しました。
調理実習をしました
1年生の家庭基礎では食物分野の学習の終わりに調理実習をしています。メニューは親子丼です。
今回の実習では、「パッククッキング」で炊飯をしました。パッククッキングとは食材を耐熱性のあるポリ袋に入れて袋のまま湯煎する調理法です。洗い物を出さずに、簡単に温かい料理を作ることができるため、災害時の調理法として注目されています。
親子丼は、基本の味付け(醤油とみりんが1:1)で調味したのち、班で話し合って少しお砂糖を足してもよいことにしました。班によって基本に忠実の「さっぱり味」だったり北関東でお馴染みの「優しい味」だったりと工夫が見られました。どの班も楽しく取り組み、美味しそうに試食していました。
おにぎりアクションに参加しました
10月4日(金)フードデザインの授業で、おにぎりアクションに参加しました。こちらは世界食糧デーに合わせてTABLE FOR TWOが協賛企業・自治体の協力のもとに行っている取り組みで、おにぎりの写真を投稿するとアフリカ・アジアの子どもたちに温かい給食を届けられるというものです。
生徒たちは、企業の社会貢献や近江商人による「三方よし」の考え方を学び、私たちもできることをしようと、自作のおにぎりを持ち寄りました。
生徒たちからは、「おにぎりを作っている時、これでアフリカの子どもたちにもご飯が届けられると思うと、なんだか一緒に食べるおにぎりを作っているような気持になりました!」「日本に昔からある三方よしの考え方って素敵だなと思いました」「今日の授業で、温かい気持ちになれました」「おにぎりマップを見て、世界中の人と協力して貧しい国の子どもたちの力になれたことが嬉しい」との声を聴くことができました。
渋みの比色試験による数値化
9月26日(木)科学と人間生活の時間に渋みの比色試験による数値化の実験を行いました。
中村先生から渋みについての説明を受け、今回は官能試験として自分がどう感じたかを指標に結果を
系統付けることと、事前に調べた比色表というものを使い、色として結果を系統づける二つの方法で
実験を行いました。
1、官能試験
①緑茶 ②濃い緑茶 ③ウーロン茶 ④紅茶 ⑤コーヒーをまずは個人で次に班で話し合って渋い
順に並べる。
2,比色試験
①最初にマイクロピペットの使用法を中村先生より教わり、マイクロピペットを使い、それぞれのお茶を試験管
に1mlづつ取る。その後駒込ピペットで4mlの水を入れる➡5倍希釈
②試験管に比色用の溶液をマイクロピペットで1ml入れる。試験管をよく振り、比色表の色と比較して数値を測定
*官能試験の結果と比色試験の結果を比べ、自分の感覚と他人の感覚の違いや薬品を使用して導き出した
結果との違いを皆で検証しました。
果物を使用したDNA抽出実験
文化祭も終わり最初の1年生の生物基礎の授業で、果物を使用したDNA抽出実験を行いました。
事前に酒井先生よりクラスルームに提示された実験書を確認しながら、実験を進めていきました。
キウィフルーツ、冷凍イチゴ、冷凍ブルーベリー、冷凍マンゴーの中から一種類を選びジップロックに飽和食塩水
と共に入れて十分潰します。
潰した中身をガーゼでろ過し液体と固体に分離します。
ろ過した液体の中に中性洗剤を加えます。
泡立たない様に静かにガラス棒で撹拌します。
酒井先生より説明を受け冷やしたエタノールを静かに加えていきます。
それぞれ材料は違ってもエタノールとの境界に白い物質が浮かび上がってきました。
白い物質だけを取り出して、DNAであることを確認するために酢酸オルセインで染色して確認しました。
クラスルームに実験結果を提出して実験を終了しました。
無菌操作の基礎・乳酸菌培養の実例と味覚阻害
6月26日・27日、7月2日にかけて3年B選択『科学と人間生活』の授業で無菌操作の基礎と
乳酸菌培養の実例と味覚阻害の実験を行いました。
洗剤で手を洗いアルコール消毒 ワークスペースの滅菌(実験台にアルコール噴霧)
アルコールランプによる無菌の維持(炎による上昇気流を活用)
培地への播種(ループに乳酸菌飲料を付け、培地に播種、培地を90°づつ回転させ伸ばしていく)
39℃で72時間程度培養する。
続いて乳酸菌の実用的利用としてヨーグルトを作成
中村先生による無菌操作の見本
ワークスペースの無菌化・ガスバーナーによる維持
牛乳パックを開け、紙コップ1杯程度牛乳を出す。
牛乳パックに砂糖と飲むRー1ヨーグルトを入れてふたをする。
39℃で20時間程度培養する。
6月27日実際に作ったヨーグルトを実食
牛乳がヨーグルトに変化していることを確認(実験成功!)、さらにヨーグルトと共にレモン梅干し、グレープフ ルーツジュースなど酸味がある食品を食べて味の確認をする。
その後ミラクルフルーツの実を口に中でしばらくかんで食べる
それからまたヨーグルトや酸味のある食品を食べてミラクルフルーツを食べる前と後の味の違いを
確認する。 全体的に甘くなる!
* ミラクルフルーツは酸味を甘味に感覚阻害!
7月2日培養した乳酸菌が無菌操作が成功して増えているか確認
培地にカビが繁殖せず乳酸菌が増えている。 顕微鏡で乳酸菌の確認!
(ヤクルトにはきちんと乳酸菌が入っていました!)
バイオリアクターによる日本酒の醸造
6月21日(金)~24(月)中村先生の指導の下バイオリアクターによる日本酒の醸造の実験を行いました。
電子天秤でそれぞれの薬品を測ります。
マグネチックスターラーで塩化カルシウムを溶かします。
その中にイースト入りのアルギン酸ナトリウムを駒込ピペットで一滴づつ落としバイオリアクターを作成します。
蒸留装置を各々が組み立てます。
2日間醸造した米ジュースの匂いを確認します。
醸造した米ジュースを布で濾します。
メタノールを3滴入れて酒税法を回避!
85℃前後をキープしながらエタノールを抽出します。
抽出したエタノールを蒸発皿に移し点火してみます。
醸造が成功して70%以上のエタノールが抽出されたため青白い炎を上げて燃焼します。