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令和7年度2学期終業式校長講話の概要

2学期終業式にあたり、今学期印象的だった2つのことをもとに、本日も皆さんの可能性についてお話しします。1つ目は、学校行事に関することです。今年の文化祭では、有志団体の参加数を拡大し、ほぼ全ての教室を使って、数多くの企画行われました。2日目に迎えた一般公開では、来場者の方々も大いに楽しんでいました。このように、前例のないことに挑むことは大変素晴らしいことであり、そして、それを成し遂げようとして苦心しながらも自ら解を導き出した成功経験は、一生忘れることはありません。2つ目は、進路に関することです。私は、いつでもだれでも校長室を訪ねてこられるように、校長室の扉を開けた状態にしています。そして、大学や専門学校の受験、就職試験を控えた3年生が、面接試験の練習をしてほしいと校長室に来るようになりました。生徒から直接頼まれることは嬉しいことなので、すぐその場で面接練習を行う日を決めました。やがて、試験の結果が出始めると、その生徒たちが合格したことを報告に来てくれました。合格を聞いたときは、私自身が合格した以上に嬉しかったです。例えばこのように受験を乗り越えて、努力が実を結び自信を得ることは、とても大切なことです。なぜなら、皆さんには、家族や身近な友人など力を貸してくれる人はいますが、最後の最後に自分の本当の味方になってくれるのは、勇気を出して本気で努力した経験と自信だからです。一方で、様々な事情で希望がかなわなかった人もいると思います。しかし、それは、新しい可能性の扉が開いたのだと思ってください。その扉の向こうには、今は届かなかった希望を叶えるチャンスが待っています。ひょっとすると、希望していたこと以上に飛躍する自分に出会えるかもしれません。大切なことは、困難に直面しても、諦めず、逃げ出さず、自分の中に秘められた可能性を信じ、あらゆるチャンスを見出すことです。そして、このチャンスを見出せる人は、いくつかの思考パターンを持っています。それは、想像的な思考をする、独創的な思考をする、柔軟な思考をするなどです。皆さんは、可能性の塊です。皆さんの中にある可能性は、その力を発揮できるチャンスを待っています。皆さんなら、できます。きっと大丈夫です。では最後の話ですが、大学の一般受験を控えている3年生へ伝えたいことがあります。2年生、1年生も将来の受験対策として、しっかり聞いてください。いよいよ、追い込みの時期になりました。ここから、どうか気持ちを切らずに、志望大学を目指してください。国公立大学は試験日程が遅いため、出願者の中には私立大学に合格したなどの理由により受験をやめるものがいるので、最終倍率は下がります。だからこそ、皆さんの中で国公立大学を狙っている人には、最後まで粘り抜いてほしいと思います。国公立大学にしても、私立大学にしても、大学入試は、全国選抜大会です。それぞれ合格を目指して、受験勉強に力を掛けたもの同士の争いです。そして、その力は拮抗しています。そのため、1点が合否の大きな分かれ目になります。是非、貪欲に1点を取りにいってください。これからする話は、私が大学受験の際に経験したことです。もう40数年前のことですが、今でも役立つと思うことを2つアドバイスします。1つ目は、試験当日のコンディション管理です。試験中にトイレへ行きたくならないように、飲み物は、利尿作用を起こすカフェインが入ったコーヒーや紅茶、緑茶、また、体を冷やす冷水を避け、麦茶か常温水にしましょう。私は、常温水を用意しました。2つ目は、試験直前まで粘って勉強することです。直前とは、試験会場で試験監督から参考書等をしまうように指示があるまでです。これから話すことは、私が共通一次試験を受験した時の実際の出来事です。共通一次試験とは、今の大学入学共通テストのもとになっているものと考えてください。共通テストと異なるのは、5教科7科目1000点満点で、国立大学及び産業医科大学の受験者のみを対象とした試験でした。国語の試験の直前に古文の参考書を見返していた際、「かたはらいたし」という言葉が目につきました。何となく気になり、意味を確認しておいたところ、実際の試験で「かたはらいたし」の意味を問う問題が出題されました。同様のことが地理の試験でも起きました。参考書の東ヨーロッパの章に掲載された地図が気になり、ドナウ川とその川沿いにある国及びその国の都市を確認しておいたところ、実際の試験でも、ドナウ川が流れている国と都市名の組み合わせを選ぶ問題が出題されました。試験の際、教科書や参考書をしまう時間は10分前や15分前など大学によって異なると思いますが、私は、この試験時間直前まで勉強できる時間を「10分前」と表現して、そのギリギリの時間まで勉強することを「10分前の悪あがき」と呼んでいます。入試は、時間との勝負です。いかに短時間で正解にたどり着くかが勝負です。私は、「10分前の悪あがき」によって、短時間で正解を見つけ、自信を持って解答することができたと思っています。皆さんにも「10分前の悪あがき」をお勧めします。受験の神様がいるとしたら、その神様は、あらゆる可能性にトライし、最後まで諦めなかった人に微笑むのだと思います。では、明日から冬休みに入ります。様々な感染症や交通事故などに気を付けて、1月8日の始業式には元気に登校してきてください。