令和7年度3学期始業式校長講話の概要
新年あけましておめでとうございます。皆さんが冬休みを元気に過ごし、今日こうして始業式を迎えられたことを嬉しく思います。3学期は、1年間の学びを締めくくる大切な時期です。3年生は、卒業に向けて進路を確定させる最後のステップとなります。1・2年生は、今年度の学習の総仕上げと次の学年への準備をしっかりと進める時期です。高校での時間は限られていますが、これら一日一日が未来づくりに繋がります。その未来に関してですが、2学期末に行った生徒総会において、生徒会から「創立50周年-次代への挑戦~ひらく未来~」という本校のスローガンが発表され、ここにも未来というキーワードが入っています。どのような時代であっても、挑戦する心を持つ人が、新しい扉を開いて未来を作ってきました。皆さんの挑戦が、未来を輝かせる力になることを、私は心から信じています。ところで、現在の社会は、45年前に高校生だった私にとっては未来でした。当時、思い描ていたことが実現化されたものがある一方で、想定もできなかったことも起きています。正直、未来の社会や環境はどうなるかわかりませんが、自分がどのような生き方するかを思い描くことは大切だと考えています。そこで皆さん、自分の「強み」は何ですか?例えば、プロ野球チームは野球で高い能力を持っている選手をスカウトします。サッカーやバスケットで素晴らしい成績を持っていても、スカウトされることはありません。それは、野球で結果を残すことが期待できるからです。つまり、評価されるもの、或いは、期待される成果は、その人の「強み」からきています。アメリカの大統領リンカーンは、「未来をつくるのは、今日の努力である。」ということを言いました。ここで重要なのは、何に対して努力するのかです。もともと持っている「強み」を磨き上げることが大切で、そのための、「今日の努力」、「小さな前進」、「僅かな行動」を怠らないこと、その積み重ねが未来の自分を形づくります。つまり、未来を創る準備には、自分の得意なこと、「強み」を知り、それを確実なものにしていくことが大切だと考えています。ここで、北京オリンピック男子4×100mリレー銀メダリストの末續慎吾氏の話をします。彼は、日本人よりも体格に勝る外国人選手と戦うために、日本人の体格に合わせた走法を完成させ、様々な国際大会でメダルを獲得しました。その末續氏が、「進化とはたった1人で常識の外に飛び出し、その枠を広げること」と言っています。強みの俊足を更に進化させるために、新たな走法に挑戦し偉業を成し遂げた末續氏の言葉だからこそ、大変説得力があります。本校のスローガンにある「次代への挑戦~ひらく未来~」において、未来をひらく力は、皆さん自身の中にあります。皆さんがこの3学期を充実したものにできるよう、教職員一同、全力で応援します。仲間とともに、最後まで挑戦し続ける3学期にしましょう。