血液の性質と血液凝固について
10月の第五週1年生物基礎の時間に「血液の性質と血液凝固」についての実験を行いました。
目的は豚の血液を利用して、血液の性質や血液凝固のメカニズムについて学習した内容を確認することです。
材料はクエン酸ナトリウムで処理した豚の血液を使用しました。
酒井先生より実験についての説明を聞き用意された血液に1本は蒸留水、3本に塩化カルシウム3mlを加え
蒸留水入りと塩化カルシウム入り1本を5分間手で温めます。
1本はそのまま氷水の中で冷却します。
最後の1本は温めながらガラス棒で5分間撹拌します。
5分後蒸留水入りと塩化カルシウム入りの試験管の中身を確認します。
蒸留水入りは凝固しないが、塩化カルシウム入りは凝固しました。
冷却した試験管は凝固しませんでした。
5分間撹拌していた試験管の中身は凝固しませんでしたが、ガラス棒に物質が付着しました。
以上の実験から、血液の凝固にはカルシウムイオンと適正な温度が必要なことがわかりました。
最後に酒井先生による教卓実験で動脈血と静脈血の色の違いを確認しました。一方の試験管には酸素を
もう一方には二酸化炭素を吹き込むことにより酸素を入れた方は鮮やかな赤色になり二酸化炭素を入れた
試験管は黒ずんだ赤色になりました。