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2023年9月の記事一覧

光合成色素を分離して系統樹を推測せよ!

 9月21日(木)3年2組生物選択の時間に「光合成色素の分離」の実験を行いました。

実験の目的は日常的に見ることが多い海藻を用いて、光合成色素を分離してそれぞれの海藻が

どのように進化してきたかを推定することです。

 実験材料はアオサ、わかめ、スサビノリ(食用のノリ)、海藻以外でほうれん草です。

 実験方法 「薄層クロマトグラフィー」

酒井先生の説明を聞いて実験開始です。

     あらかじめ細かく粉砕しておいた材料をマイクロチューブにいれます。

    ジエチルエーテルを1mL加え撹拌します。

    マイクロチューブを遠心分離器にかけ個体と液体に分離します。

    個体が下に沈んでいます。

 ガラス細管でTLCシートの下から1㎝の所の一点を数数回スポットします。

    展開溶媒として石油エーテル6:アセトン4を使用しました。

 

   

                    それぞれの展開の様子

この後展開溶液が上端に来る前にTLCシートを取り出し、鉛筆で必ずマークします。

そのあとそれぞれの色素もマークして計算でRf値を求めます。

各班が求めたRf値を基に系統樹を予想していきます。

  

 

豚の眼の解剖実験

 9月20日(水)3年生物の授業において、豚の眼の解剖実験を行いました。

最初に中村先生の説明を聞いて、眼球にから伸びている視神経と瞼をみつけて左右どちらの眼かを

確認します。

              

      次に眼球に付着している肉片を解剖ばさみで取り除いていきます。

        

 眼球を前後で切り離して内部構造を確認します。眼球を覆っている強膜になかなか解剖ばさみを

入れることが出来ず、私たちの眼がこの膜で守られていることがよくわかります。

   

 視神経からつながる黄斑部や網膜の様子、ゼリー状の硝子体を確認していきます。

   硝子体を取り除き水晶体を取り出します。

   水晶体を新聞紙の文字の上に置くと文字が拡大して見えます。

 最初は戸惑っていた生徒も、教科書だけでは実感できない実物に接して感動している様子でした。